友懇塾活動の取り組み

ユース・サポート・センター・友懇塾

友懇塾とは

母体

昭和53年に井内個人が青少年非行問題に関わり始めた。個人で活動するには対外的な問題を解決するには難しい面が出てきて法人化するに至った。

設立

平成14年11月(11月4日千葉県へNPO認証届出)

認証

平成15年2月4日、千葉県知事より認証

会員

55名(大学教授、公務員、会社員、主婦、大学生)

運営費

会費、寄付金、委託費等

主な活動

(1)JR千葉駅前を中心とした街頭清掃活動
(2)千葉県市原市水沢一帯、県有林「癒しの森」2.78f里山整備活動
(3)24時間電話相談活動
(4)全国講演活動

JR千葉駅前を中心とした街頭清掃活動

活動経緯

・家裁との繋がりは、平成16年1月(当時の阿部所長)
・平成17年3月から街頭清掃活動の試行的活動
・平成17年6月から現行スタイルを確立した(学生ボランティア、県副知事、警察関係、司法関係、大学関係への輪の広がり)
・平成18年4月からマニュアル化・定着化(調査官の共通理解、裁判官の後押し)
・平成17年度(6月〜平成18年3月まで183名の少年とかかわる)、平成18年度(4月〜12月までで258名の少年とかかわった)

利点

・社会との関わりのシャワー(社会参加)
・立場の逆転・視点(観点)の変化
・親子関係の再構築
・気付き(学校での顔と社会の顔)
・手軽であること・安定していること
・夜の繁華街(多くの人から喜びの挨拶をされる)
・問題を起こした子ども同士で教えあう

千葉県市原市水沢一帯,県有林「癒しの森」2.78f里山整備活動

活動経緯

・平成17年度、家裁との語らい
・平成18年下見と試行的実施(6月と7月に友懇塾と調査官による現場下見、8月と11月及び平成19年1月29日に少年を含め試行的に実施)
・平成19年度本格的にプログラムを作成し実施する。(2ヶ月に1回決定)

利点

・自然との触れ合い
・親子関係の再構築(親父、お袋の再認識)
・労働と汗
・生きる力
・社会参加・社会とのつながり

24時間電話相談活動

活動経緯

・個人で対応したときから行っている友懇塾の基本がここにある。
・今では夜中(深夜1時過ぎ)にかかってくる子どもは殆どいない。逆に保護者からの電話は時間に関係ない(基本的マナーの欠如)
・対応することで子どもとの信頼関係が構築できる。逆の場合関係が途切れてしまう。
・個人のプライバシーがあるのでこの業務は理事長一人で行っている。

全国講演活動

活動経緯

・今では、国の機関を含めて様々な箇所に関わっている関係で会議が非常に多い。
・講演は月平均3から4回行っている(年間40から50回)

今後の展開

活動目標

・街頭清掃活動や里山活動を家裁の調査官と細かな打ち合わせをしながらしっかりとした活動として定着させること。
・少年院を出院してきた子どもの居場所を作り上げること。(家庭に戻せない)
・高校をドロップアウトした子どもや高等学校に行けなかった子どもたちをサポートする学校をつくる(長野県上田市の通信制の学校と契約が終了した)
・4月から千葉大学の法刑学部後藤弘子教授と一緒に同大学の教室を使って一般家庭の保護者に対し「親塾」を月1回開校する。→ 決定
・アウトドアを中心とした様々な体験を通した情操教育の構築→伊豆雲見温泉
・毎年1回公開シンポジウムを開催し広く県民に少年の非行対策の意義を訴えていく。